林鄭月娥・行政長官らは１月２８日、記者会見を行い、新型コロナウイルス肺炎の感染拡散を防ぐための７項目の新たな措置を発表した。
同日の香港メディアによると、林鄭長官は３０日午前零時に高速鉄道の西九龍駅、直通列車のホンハム駅、沙頭角、文錦渡の出入境管理所を閉鎖すると発表。高速鉄道と直通列車は当面運行を停止する。空路では中国本土から香港へのフライトを半減し、海路では越境フェリーの運航は停止。また港珠澳大橋などを経由する越境バスの本数も半減する。
３０日からの閉鎖開始と、越境ルートの全面閉鎖を行わないことについて林鄭長官は、中国本土からの来港者はすでに大幅に減少し、現在の出入境者の７０％余りは香港市民であることを指摘。仮にすべての越境ルートを閉鎖したら香港市民が出入りできなくなって甚大な影響を及ぼすと説明した。また中央政府は本土住民の香港への個人旅行のビザ発給を停止したことを明らかにしたほか、湖北省以外からの入境を制限する計画は今のところないと述べた。
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