日本の九州最南端、鹿児島県の西部に位置する4つの市(阿久根市、出水市、薩摩川内市、いちき串木野市)が組織した薩摩國広域輸出促進協議会(会長:薩摩川内市長・田中良二氏)は、香港を拠点とするZen Foods Co., Ltd.の協力のもと、同社が運営する日本料理レストラン「定食のどらや」の3店舗(銅鑼湾店、尖沙咀店、中環店)で、5月30日から約2週間にわたり、薩摩國の特産品を活用した特別メニューを提供する「鹿児島 薩摩國美食フェア@香港」を開催している。
薩摩國広域輸出促進協議会は、2020年に結成され、鹿児島県西部の自治体が連携して「薩摩國ブランド」を打ち出し、地域の事業者を支援しながら海外輸出を目指している。2024年1月にはマカオの高級スーパー「ニューヤオハン」で薩摩國食品フェアを開催。今年1月には香港からバイヤーやレストランシェフを招いて視察商談会が行われ、今回の香港レストランプロモーションが実現した。
今回のフェアでは、4市で生産された新鮮な農産物、畜産物、水産物を使用した多彩なメニューが提供される。主なメニューは、川内川の清流を利用して育てられた鰻を業界初の加熱水蒸気で仕上げた蒲焼、いちき串木野市の新洋水産が加工した天然本鮪の刺身3種盛り、出水市のタケマン社が手がけるタケノコの天ぷら、阿久根市のキビナゴのお刺身と天ぷら、そして融点30℃以下の甘くとろける脂質を持つ阿久根市のブランド黒毛和牛「石原牛」の霜降りローストビーフなど。また全国的に高い知名度を誇る薩摩芋を原料とした芋焼酎をベースに、阿久根市産の梅の実と黒糖を使用した梅酒も楽しめる。
薩摩國広域輸出促進協議会は、このフェアを通じて香港・マカオの食品業界への薩摩國産食材の活用例を提案し、日本食への関心を高める機会と位置づけている。田中会長は、「鹿児島と香港の友好関係は古く、直行便もある。今回のフェアを通じて、薩摩國の食の魅力を感じ、「薩摩國に行きたい」「この食材をもっと知りたい」と思っていただけたら嬉しい」と述べた。フェアは6月15日まで開催される。
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