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香港―経済

香港は最も活力あるAIセンター

香港金融発展局は11月18日、香港が世界で最も活力のある人工知能(AI)センターの一つとなり、AIを活用したグローバル金融サービスのハブとしての地位を確立しつつあることを示す報告書を引用した。同日の香港メディアによると、ディープナレッジグループと香港人工知能協会が共同で発表し、香港金融発展局がオブザーバーとして参加したこの報告書によると、世界中から500の機関投資家、290の企業、そして180以上の投資家が香港のAIセクターで活動している。うち米国からの投資家は46社、香港の投資家は42社、中国本土とシンガポールからの投資家はそれぞれ17社となっている。

報告書は、香港取引所(HKEX)が世界的な資金調達を求めるAI企業にとって重要なプラットフォームになっていると指摘。第1四半期の新規株式公開(IPO)件数は、主にAI業界の需要に牽引され、前年同期比23%の大幅増加となった。さらに報告書は、香港の資本市場とAIの融合が香港の経済成長を促進し、世界的なAIセンターとしての地位を強化していると指摘している。AIは金融サービスの変革にも貢献している。金融業界は、取引戦略、リスク管理、規制遵守の改善にAIを積極的に活用。アリババなどの大企業はAIインフラへの投資を増やしており、金融エコシステムにおけるAI分野への信頼を高めている。

報告書は、AI開発は依然として人材不足や関連技術への公平なアクセスの確保といった課題に直面しており、AIガバナンス、データ保護、AI応用といった分野で香港にチャンスをもたらしていると指摘。さらに香港のAIエコシステムがかつてない速さで成長していると述べている。その背景には、サイバーポート、香港サイエンスパーク、香港人工知能データラボ(HKAI LAB)など、1800社以上のデジタルテクノロジー企業が拠点を置く27の主要イノベーションセンターがあり、香港のAIスタートアップ企業の育成を支援している。このエコシステムは、香港人工知能研究開発院の設立に10億ドルを割り当てるなど、政府の支援策からも恩恵を受けている。

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