香港コロシアムで開催された卓球の年間最終戦「WTTファイナルズ香港」(2025年12月10日~14日)には5日間で延べ8万7千人のファンが詰めかけ、世界トップ選手たちの熱戦に沸いた。ファイナルズは、ワールドツアーの年間成績上位者(シングルスは男女各16名、ダブルスは各8ペア)のみが出場できる年間最終戦。日本からは男子シングルスに張本智和(世界ランキング5位)、松島輝空(同8位)、女子シングルスに張本美和(同6位)、伊藤美誠(同8位)、早田ひな(同10位)、橋本帆乃香(同11位)、大藤沙月(同14位)、長﨑美柚(同15位)が出場。さらに混合ダブルスには松島輝空/張本美和ペアが挑んだ。
張本智和は1回戦で世界ランキング17位のシモン・ゴジ(フランス)を4-2で下すと、準決勝で林詩棟(中国/2位)を4-3の激戦で撃破。決勝ではパリ五輪メダリスト、ヒューゴ・モーレゴード(スウェーデン/5位)と対戦した。
過去の対戦成績は1勝2敗と分が悪かったが、互いに譲らぬ展開となり、2-2で迎えた第5ゲームでは7-10とゲームポイントを握られるも、驚異的な粘りで14-12と逆転。その勢いで第6ゲームを11-2で圧倒し、4-2で悲願の初優勝を果たした。過去には3度ファイナルズ決勝に進むも2位に甘んじていたが、日本選手として悲願の初優勝をとげ、この勝利で世界ランキングは4位へと浮上した。
女子シングルスは、王曼昱(中国)が、混合ダブルスはイム・ジョンフン/シン・ユビン(韓国)ペアが優勝した。
張本智和コメント
「本当に信じられない気持ちです。優勝できた喜びを仲間と分かち合いたい。最も厳しかったのは準決勝でのルブラン選手との試合。これまで勝てなかった相手に勝てたことが、優勝につながったと思います。」
その他日本選手の結果
松島輝空:1回戦で王楚欽(中国/1位)に3-4で惜敗
張本美和:1回戦で王曼昱(中国/2位)に2-4で敗退
早田ひな:1回戦で蒯曼(中国/4位)に0-4で敗退
橋本帆乃香:1回戦で大藤沙月に0-4で敗退
大藤沙月:1回戦で橋本帆乃香を4-0で下すも、準々決勝で蒯曼に2-4で敗退
伊藤誠美:1回戦で長﨑美柚に3-4で敗退
長﨑美柚:1回戦で伊藤誠美を4-3で破るも、準々決勝で孫穎莎(中国/1位)に0-4で敗退
松島輝空/張本美和ペア(混合ダブルス):グループリーグ突破でベスト4入り。準決勝で王楚欽/孫穎莎組に0-3で敗れ、3位入賞
取材:佐野照章
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