香港と中国本土の政治・経済・社会ニュースを日本語で速報します
香港―社会

宏福苑火災、煙草不始末が原因か

大埔宏福苑の火災について政府が設置した独立委員会は、初の聴聞会を開催した。3月19日の香港メディアによると、委員会代表の杜淦堃・大律師は冒頭陳述で、当時建物の階段室の窓が撤去され、可燃性の木製窓に改造されていたため、煙と火が避難経路に侵入し急速に拡大、住民が閉じ込められたと指摘。このような暫定的な木製窓の設置は建築物の消防基準に適合しないとの見解を示した。

杜氏はまた、被害を受けた7棟のうち53%の住戸が何らかの被害を受けたと述べた。出火地点の一つである宏昌閣105号室内部の深刻な焼損写真と、同じ階の103号室の災害後の社会を比較し、103号室はほとんど被害がなく、紙製品も焼けていなかったことを示した。犠牲者の大部分が自宅内で発見されたことに触れ、当初は外壁から出火した火災が、どのようにして建物内に侵入したかが重要な論點だと指摘。特に窓に設置された発泡スチロールが、足場を通じて火が建物内に入る原因となった可能性について言及した。

出火原因については、政府の部門横断的専門家チームの初步調査報告を引用し、最も可能性が高いのは誰かがタバコを吸ったことだと指摘。出火地点の吹き抜けからは、焼けた段ボール箱の残骸、飲料缶、タバコの吸い殻などが大量に発見され、タバコの吸い殻が段ボール箱に燃え移った可能性が高いと述べた。

聴聞会では宏昌閣の防犯カメラ映像も公開され、當日作業員が喫煙している様子が映っていた。杜氏は、吹き抜けが作業員の休憩場所や物置として使われていたとみられ、作業員は指定された喫煙場所で喫煙すべきだったが、規則を守っていなかったと述べた。初回の聴聞會は全8回で、まず法律チームが陳述を行い、その後証人の証言を聴取する。陸啟康・委員會主席は、調查範囲の広さと複雑さから、証人の最終的な人數や順番は未定であり、確定次第早期に公表すると述べた。

今なら無料 日刊香港ポストの購読はこちらから
香港メールニュースのご登録

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから