仮釈放中のタクシン元首相が墓参のために訪れた北部チェンマイ県でセーター首相と夕食をともにしたことについて「タイには首相が2人いる」と揶揄する声が上がっている。このため、セーター首相は3月16日、「経済のエキスパートとして知られているタクシン元首相に助言を求めた。元首相が首相を務めていたときの経済運営についても話を聞いた。元首相は非常に影響力のある人物で、その取り巻きには(政財界の)リーダーや向上心に燃えている人が含まれる」と説明するに至った。また、この夕食会に同席したソムチャイ元首相(タクシン氏の義弟)は「夕食会は17年ぶりにチェンマイに戻ったタクシン氏を心から歓迎しようとしたもので、他意はない」と説明している。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

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