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香港―社会

お年玉袋販売、街中の専門店少なく

2021年の旧正月(元日は2月12日)まであと約2カ月となった。香港では旧正月に利是(お年玉)を配る習慣があるが、今年は出店が例年より遅く、店の数も少ないという。12月13日の香港メディアが伝えた不動産業者の話によると、年末はテナントの短期契約のピークで例年は10月ともなれば利是封(お年玉袋)を売る店が相次いでオープンするのに今年は師走に入ってやっと開店したそうだ。例年多くの店が出店する旺角、チムサーチョイ、湾仔、コーズウェイベイでは1つの道に20店以上集まるエリアもあったが、今年は12月12日時点でまだ約8店舗にとどまっている。お年玉袋ショップの店主によれば、新型コロナウイルスが感染拡大する中、東南アジアや中国本土の客が激減していることから今年は地元香港市民の消費に頼るしかなく、売り上げは例年より80~90%減る見込み。これまで専門の店舗を出店していたお年玉袋ショップも、今年はチェーン展開する小売店に商品を下ろして販売したり、コスト削減のためオンラインによる販売に切り替えるなどしているという。

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