『りんご日報』などを発行する壱伝媒集団（ネクストメディア）創業者で２月２８日に逮捕された黎智英（ジミー・ライ）氏。その息子が経営する飲食店でのドリンク使い回しが発覚し、同店が閉店したことが分かった。
３月５日付香港メディアによると、問題の店は黎氏の次男である黎耀恩氏がセントラルで経営する茶餐庁「四季常餐」。少し前に、利用客がアイスレモンティーを「ガムシロップ少なめで」と注文したのに飲んでみたら甘かったため店員にクレームしたところ、店員がそのアイスレモンティーをいったん冷蔵庫にしまい、その後別の客に提供していたとネットで暴露した。
同店は公式ＳＮＳで謝罪したが、「気持ち悪い」などの批判のコメントが集まり炎上した。食物環境衛生署では、同店に対して４件の苦情が寄せられ、衛生指導を行ったことを認めている。その後、３月４日になって突然店頭に通知が張り出されたという。そこには閉店するのでセントラルにあるもうひとつの支店をご利用くださいと書かれていたそうだ。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。
