アジア国際博覧館の隣に建設していた臨時病院が中央政府の支援により完成した。1月20日の政府発表によると、病院の名称は「北ランタオ島医院香港感染コントロールセンター」で、林鄭月娥・行政長官が20日に竣工・移管式典を主宰した。式典はオンラインを通じて開催され、林鄭長官、特区政府発展局の黄偉綸・局長、特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長、広東省の馬興瑞・省長、深セン市党委の王偉中・書記、国務院香港マカオ弁公室の黄柳権・副主任らが出席。林鄭長官はスピーチで「このプロジェクトは香港特区政府の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)対策に対する中央の支持と香港市民への思いやりを再度示すものとなった」と指摘。物資供給から核酸増幅検査、ワクチン、臨時病院に至る中央の支援を挙げ、中央政府が永久に香港にとって最強の後ろ盾となることを強調した。臨時病院は6棟の病棟と1棟の医療センターからなり、一級隔離病室の基準を参考に設計された陰圧病室は約820床。医院管理局が2月の稼働を目指している。昨年10月初めに完成したコミュニティー治療施設を合わせると、中央政府のコロナ対策支援によって約1800床増えたこととなる。

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