中国科学院上海薬物研究所はこのほど、市販の中医薬「双黄連口服液」が新型コロナウイルス肺炎のウイルスを抑制する効果があることを認めた。
2月2日の香港メディアによると、同研究所は中国科学院武漢病毒研究所とともに1月31日にメディアに発表した「双黄連口服液」に関する内容は正確で間違いないとあらためて発表。声明では「研究チームは双黄連口服液が新型コロナウイルスを抑制できることを実験室体外試験で証明した。次の段階として臨床研究で証明する必要がある」と述べ、現在、臨床研究を展開していることを明らかにした。
情報が流れた当日は各地の大型薬局で「双黄連口服液」の買い占めが相次いだが、臨床試験でまだ効果が証明されていないと指摘する声もある。中央政府系メディアは1日、「抑制と予防、治療は異なる」と警鐘を鳴らした。
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