3月26日に新たに確認された新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)感染者数のうち1人は感染経路が不明の日本人客室乗務員(CA)だったが、すでにワクチンを接種していたことが明らかになった。同日の香港メディアによると、特区政府衛生防護中心伝染病処の欧家栄・首席医師はこの患者が15日にバイオNテックのワクチンを接種していたと発表。18日にのどに痛みを感じ、2日後に味覚を失い、24日に検査を受けて感染が確認された。欧氏はワクチンの保護作用はそれほど速くなく、注射後に体に抗体が誘発されるには少なくとも2週間を要し、免疫ができるのは2回目のワクチン接種を完了してからと説明。この患者のウイルス潜伏期は4日から始まっているため、ワクチンを接種する前にすでに感染していたと指摘した。

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