香港赤十字会が春節(旧正月)休暇中に献血に来てほしいと市民に協力を呼び掛けている。2月9日付政府公報によると、香港赤十字会は同日、輸血用血液のストックが極めて低い水準まで落ち込んでいると発表した。冬季医療サービスのピーク時期を迎えており、輸血の需要が増加しているが、新型コロナウイルスの感染拡大で企業や団体、学校での献血イベントが行えないため、今年1月初旬からずっと血液の収集量が少ない状況が続いているという。香港全体の医療施設で1日に必要とされる輸血量には足らないほど緊迫しているそうだ。旧正月期間中も大部分の献血センターが開放される予定とのことで、献血に行く場合は混雑や待ち時間回避のため電話やスマホアプリ「HK Blood」で予約をするのが望ましいという。2月12~15日は献血してくれた人に新春記念品としてクッキーやお茶などが入った福袋1個を進呈する(なくなり次第終了)。献血施設の所在地や開放時間はウェブサイト(www5.ha.org.hk/rcbts/hkblood-intro?lang=en)で案内している。

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