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香港―政治

本土記者リンチの裁判で被告が否認

区域法院(地裁)で10月20日、香港国際空港で昨年8月に『環球時報』記者の付国豪氏がデモ隊のリンチに遭った事件の裁判が開廷した。21日付香港各紙によると、付氏は当時、空港ロビーを占拠したデモ隊の襲撃を受けてカートの上に縛り付けられた。事件後、4人のデモ隊が逮捕され、暴動、違法監禁、攻撃性の武器所持など8項目の罪状で起訴された。20日の公判では頼雲竜・被告(19歳、ウエーター)が付氏を米国旗のポールで殴打した上、救急隊の到着を阻んだことを認めた。何家楽・被告(28歳、運転手)は警察が車両を調べたところ刀、パチンコ玉、レーザーペンなどの武器を所持していることが発覚し罪を認めた。だが4人とも暴動、違法集結、違法監禁など5つの罪については否認した。被告の1人で「セントラル占拠行動」(2014年)の「旺角占拠村村長」として知られる畢慧芬氏(23歳)の弁護人は「精神科医師に意見を仰ぎ、認知能力と精神状態が犯罪意図につながったかどうか診断してもらう」と表明。裁判官は畢氏の争議性の議題が進展してから判決を下すとの見方を示した。

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