粤港澳大湾区の発展に向けて深セン市で初めて香港・マカオ住民から公務員の募集が行われた。12月15日付香港各紙によると、深センでは11月、公務員募集公告を出し5類923ポストで1069人を募集し、うち5ポストは香港・マカオの新卒から選抜として位置づけられ、医療監督管理、行政総合、都市計画、金融発展・監督管理、渉外管理の分野となっている。募集は11月半ばに締め切られた。12月12~13日に公務員試験が行われ、香港・マカオ市民446人が受験した。平均89人で1つのポストを争うこととなり、最も人気を集めたポストは福田区の行政総合の1ポストで244人が受験した。人材コンサルティング会社の安俊人力顧問の周綺萍・総経理は「中国本土の都市が香港で公務員募集を行うことは新たな潮流となり、香港市民は現地政府の運営を把握でき、仕事によって得た人脈と関連資源はその後の事業発展に利用できる」との見方を示した。
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