師走に入り香港も冬らしくなってきて、これから火鍋(中華風しゃぶしゃぶ)を食べる機会が多くなりそうだ。その火鍋の本格シーズンに先駆け食物安全中心(CFS)は先ごろ、域内で販売される火鍋食材のサンプル検査を実施し、その結果を公表した。12月4日付政府公報によると、レストラン、生鮮食品店、スーパーマーケット、雑貨店、街市(公設市場)、小売店、オンラインショップから採取したサンプル344個について、着色料や防腐剤、添加剤のほか、セレウス菌やウェルシュ菌、ブドウ球菌、サルモネラ菌などの微生物の含有量を測定したところ、すべて基準を満たしており合格となった。検査対象となった食品は、肉類(ミートボールなどを含む)、水産物(フィッシュボールなどを含む)、豆製品(豆腐、ゆばなど)、麺類、なべのスープの素、酸梅湯(サワープラムドリンク)や果汁などの飲料、ソースなどだ。香港では政府機関の食物安全中心が定期的に食品の安全基準について検査を行っており、毎年、中秋節の月餅、上海ガニなど、旬の食材にはとりわけ注目が集まる。(写真・政府新聞処)
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