汚職を取り締まる廉政公署(ICAC)は10月14日、客から賄賂を受け取った容疑で香港競馬会(香港ジョッキークラブ)の元職員を起訴した。同日の香港メディアによると、起訴されたのは58歳の男性で、かつて●湾の場外投票所にパートタイマーとして勤務し、主任を務めていたという。男性は勤務期間中の2017~18年に1人の客から毎回200ドル、8回にわたりチップを受け取ったほか、18年の旧正月には同じ客から利是(お年玉)2000ドルをもらい、計3600ドルの利益を違法に得た疑いがある。今回は、汚職が行われているとの苦情を香港競馬会がICACへ通報し、当局が捜査に着手。ICACでは、男性が合法的な権限と合理的な理由なく報酬を得ており、公職者の収賄にあたると判断。「汚職防止条例」に違反するとして起訴した。【●=くさかんむりに全】

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