特区政府統計処は10月31日、2022年第3四半期の経済統計(見込み)を発表した。同日の香港メディアによると、第3四半期の実質域内総生産(GDP)伸び率は前年同期比でマイナス4.5%となり、第2四半期の同マイナス1.3%からマイナス幅が拡大した。3期連続のマイナス成長となった。主に対外需要が低迷したことによる。前期比ではマイナス2.6%となり、第2四半期の1.0%から再びマイナス成長に転じた。個人消費は前年同期とほぼ変わらず、輸出総額の前年同期比伸び率はマイナス15.5%、固定資産投資の前年同期比伸び率はマイナス14.3%だった。政府報道官は「香港経済は22年第3四半期にマイナス幅が拡大した。外部環境の悪化と越境陸路貨物輸送が引き続き阻まれ、香港の輸出が深刻な打撃を受けた。主要中央銀行の大幅な利上げが金融を引き締め、地元の需要に深刻な影響を与えている」などと解説した。第3四半期GDPの修正値と詳細な数値、22年通年の最新予測は11月11日に発表される。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。