特区政府は4月13日から正式に老人ホームでの新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチン接種を開始し、まず10カ所の老人ホームでワクチン接種が行われた。16日付香港各紙によると、老人ホームでの接種率は低く、15日までの3日間で医院管理局のワクチン接種チームは6カ所の老人ホームを訪れたが、ワクチン接種したのは10人の入居者と2人の職員だけだった。バイオNテックのワクチンは1対5に希釈しなければならず、希釈後は最長6時間しか持たない。各老人ホームで接種する人が1人しかいない場合、4回分のワクチンは使用しないまま廃棄することになる。このため社会福利署は老人ホーム職員に接種センターに行かずに老人ホームで入居者らととともに接種するよう通達した。
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