香港版国家安全法の下で多くの民間組織または労組が次々と解散する中、30年余りの歴史を持つ香港職工会連盟(職工盟)も解散することが明らかとなった。9月18日付香港各紙が伝えた消息筋情報によると、職工盟執行委員会は16日夜、解散決議を可決し、解散手続きに着手する。10月3日に会員総会を開催して正式に採決する予定で、総幹事の蒙兆逹氏もすでに辞任した。主席の黄●元氏はメディアの問い合わせに対し、19日に記者会見を開いて詳細を説明するとコメントした。職工盟は17日深夜に公告を出し、執行委員会メンバーはわずか4人を残し、そのほかはすべて辞任したと発表した。残った執行委員会メンバーの1人である李卓人・秘書長は2019年8月の2回の違法デモと同年10月1日の違法集結で計20カ月の禁固刑を受け、服役中となっている。職工盟は1990年に設立、傘下に93組織を擁し、会員数は約19万人に上る。【●=しんにょうに西】
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