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香港―政治

警官の首を切った高校生が遺書

東区裁判法院(地裁)で10月15日、先の週末に観塘で警官の頸部を刃物で切った18歳男性の裁判が行われた。

同日の香港メディアによると、被告は高校3年生で、13日に観塘駅の出口につながる歩道橋で意図的に1人の機動隊警官の体に深刻な傷害を与え「意図的傷害罪」で起訴された。被告は将軍澳医院で入院しているため、主任裁判官は被告欠席のため18日に再度審理を行うと決定した。

警察は粉嶺にある被告の自宅を捜索したところ遺書を発見。警官殺害の「死士」として雇われた可能性が浮かび上がった。被告は逮捕後、黙秘を続けて犯行動機を語るのを拒否し、体の不調を訴えたため病院に入院した。逮捕時にはデモ隊の装備はなかったが1束の現金券を所持していた。自宅で発見された遺書には家族に対して自身が死んだ後に葬儀は行わないよう要求。何者かが警察殺害の「死士」として募集し、引き受けたとみられている。

14日付『人民日報』に掲載された論説では「警官の頸部を刃物で直接切りつけるのは明らかに警官殺害を狙ったもの」と指摘し、いかなる国家でも警官襲撃は重罪で、米国では警官を殺害したら基本的に死刑または終身刑と強調した。

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