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香港―経済

通年GDP予測1~2%に下方修正

特区政府は5月13日、2022年第1四半期の経済統計(修正値)を発表した。同日の香港メディアによると、第1四半期の実質域内総生産(GDP)伸び率は前年同期比でマイナス4.0%となり、3日に発表した見込みと同じ。21年第4四半期は同4.7%の成長だったが、4期連続の伸びからマイナスに転じることとなった。前期比ではマイナス3.0%で、3日に発表したマイナス2.9%から修正した。政府経済顧問の梁永勝氏は「香港経済は2022年第1四半期に顕著に悪化した。外部要因では世界の需要の伸びが鈍化し、加えて新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行によって越境輸送に影響が出て輸出の足を引っ張った。内部要因では新型コロナ流行第5波とそれによって実施された制限措置で経済活動と景気に広範で深刻な打撃を与えた」と説明した。第1四半期の経済実績が予想を下回り輸出見通しは悪化しているが、地場の経済活動は徐々に回復していることを考慮し、今年通年の実質GDP伸び率予測は財政予算案で発表した2~3.5%から1~2%に下方修正した。

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