香港警察は12月13日に無許可で営業していた風俗店の一斉摘発を行い、風俗嬢を含む31人を逮捕した。12月15日付香港各紙によると、当局が捜査したのはチムサーチョイから油麻地一帯のホテル5軒と無認可のマッサージ店2軒。現場からは売春の売上金とみられる現金41万ドルと性的なグッズなどの証拠が見つかった。逮捕された31人のうち4人は国境を股にかけた売春あっせん集団の主犯格のメンバーで、ほかの27人は風俗嬢。新型コロナ禍で風俗嬢は普通のルートでは香港に来ることはできず、密航して不法に客を取っていたようだ。風俗嬢たちがこれまでに接触した買春客は2000~3000人に上る可能性があるとみられる。消息筋の話では、逮捕者たちが利用したホテルにはリーガルカオルーンホテルやキンバリーホテルも含まれているという。ちなみにキンバリーホテルは12月18日から政府の検疫施設として指定されることが決まっている。
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