新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）流行第５波がさらに緩和し、３月２６日の新たな陽性ケースは８８００人余りで約１カ月ぶりに１万人を割り込んだ。２７日付香港各紙によると、２６日午前零時までの２４時間に新たに確認された陽性ケースは８８４１人で、うち３８８４人はＰＣＲ検査、残り４９５７人は快速抗原検査による。第５波の累計陽性ケースは１１０万件を突破した。陽性ケースは２月末から増加し、２月２５日に１万件を突破し、その後増加を続けて３月３日には単日で７万６０００件を記録しピークに達した。その後も高い水準にとどまり近日になって１万件余りまで減少。２６日に４けたにまで減少した。特区政府衛生防護中心伝染病処の欧家栄・首席医師はピークはすでに過ぎたとの見込みを示したが、陽性ケースが引き続き減少するかどうか数日間は観察が必要と指摘した。ただし市民には第５波が抑制されたと勘違いしないよう呼びかけ、社交距離措置はまだ維持しなければならないと述べた。
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