香港は投資誘致に力を入れている。5月6日付香港各紙によると、投資推広署(インベスト香港)の劉凱旋・署長は1~4月に合計223社の企業が香港に進出、または現地投資を増やし、投資額は200億ドルを超え、4900人以上の雇用が創出され、前年比でほぼ100%増加したと語った。今年上半期に投資が大幅に増加すると予測しているが、休暇などの要因により下半期は進捗が鈍化する可能性があるとみている。このためインベスト香港は努力を倍加させ、年末まで導入企業数、投資額、雇用創出の増加傾向を維持するという。
劉署長はラジオのインタビューで、インベスト香港が香港で約170のファミリーオフィスの設立を支援し、さらに約150の設立が検討中であると述べた。年末までに200以上の目標が達成されるとみている。中国本土企業の「海外進出」支援という点では、香港はスーパーコネクターの役割を果たしており、中国の発展に融合するよう懸命に取り組んでいるという。今年、劉署長は武漢、寧波などを訪問し、多くのイノベーション企業、物流企業、貿易企業が発展のために「海外進出」を望んでおり、その足掛かりとして香港を選んでいることに気づいた。香港には「一国二制度」、コモンロー、英語といった利点があり、「海外進出」の理想的なプラットフォームとなっているからである。インベスト香港はこれらの企業が香港でパートナーを見つけるのを支援し、資金、技術、その他の支援を提供している。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。