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香港―政治

黄之鋒氏、立候補資格は認められず

区議会議員選挙への立候補を届け出た香港衆志の黄之鋒・秘書長は10月29日、選挙主任から届け出無効の通知を受け取った。

同日の香港メディアによると、南区海怡選挙区で立候補を届け出た黄氏は午前10時45分に選挙主任の蔡亮氏から通知を受け取ったことをフェースブックで発表。「政府は政治的ふるい落としと審査を行い選挙に参加する権利を剥奪っている。選挙主任は警察の思想であることを反映している」と譴責した。

選挙主任は通知の中で、黄氏が候補資格を得られない根拠を2つ挙げた。1つは、黄氏がまだ香港衆志の関連綱領を放棄しておらず、関連綱領に対する説明でも周庭氏と同じ見方であった。もう1つは、1~2回目の問い合わせでいずれも香港独立を前途の選択肢として提唱・支持しているかどうかに直接答えていなかった。客観的な角度と背景から見て明らかに基本法に背いていると断定した。

特区政府も「民主自決」またはいかなる形でも独立を鼓吹または推進する者は基本法を擁護することはあり得ず、区議会議員の職責を履行できないとの声明を発表した。一方、同選挙区では民主派候補の林浩波氏と新民党の陳家珮氏が候補資格を認められた。

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