中信国際拍売は5月9日、上環で春の芸術品オークションを開催し、出品物には一千余年の歴史を誇り精巧で神秘な陶磁器「柴窯墓誌磁座」が登場した。同社が中華の神秘的な柴窯磁器を公の場に送り出すのは今回が二度目となり、落札価格は6億6000万ドルに達した。
柴窯磁器の創焼期間は西暦954年から959年にあたり、五代後周の世宗・柴栄が在位した顕徳初年に製造が始まった。中国五代時代の柴窯陶磁器は、中国で最も貴重な至宝の陶磁器であり、1000年以上前に宮廷専用に秘かに製作された。現在の統計によると、現存する作品は世界で約30点のみで、全て中国の民間コレクターの手に保有されている。
現存数が極めて稀少なことから、今に至るまで世界のいかなる公的高級博物館も、柴窯磁器を収蔵・展示した実績はない。またその卓越した製陶技術と高い芸術的成就が、その後300年にわたる宋代五大名窯の隆盛を生み出す礎となった。
中信国際拍売は昨年10月、世界で初めて柴窯磁器の競売を開催する先例を作り、当時の落札価格は4億2000万ドルが記録された。今回は同社が手がける2点目の柴窯器オークションとなり、新たな落札記録を樹立した。
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