香港島大坑で70年余りにわたって店を構える「炳記茶档」は8月16日夜、人手不足のため同日から追って通知があるまで休業するとソーシャルメディアで発表した。17日の香港メディアによると、この投稿はたちまち憶測を呼び、一部では閉店と誤解する人もいた。炳記茶档は翌17日、ソーシャルメディアで「閉店ではなく、人手が確保できればすぐに営業を再開する」と明言した。スタッフ採用の見通しが不透明だったため休業と発表したにすぎなかった。
炳記茶档の香港式ミルクティーは、かつてCNNによって香港の4大ミルクティー王の1つに選ばれた。歌手のイーソン・チャンがこの屋台を何度も訪れている写真が撮られて以来、香港に残る最後のトタン式カフェは中国本土の観光客の間で人気を博し、香港を訪れるなら必ず訪れるべき「ティースポット」となっている。炳記茶档は1950年代に開業。創業当初は老婆餅などの中国菓子のみを提供していた。1970年代以降、ミルクティー、トースト、インスタントラーメンなど、香港風の料理を提供する飲食店へと変貌を遂げ、中でもポークソテー麺やコンビーフオムレツ麺が有名だ。1988年の香港映画『精装追女仔2』と、今年中国本土で大ヒットしたドラマ『難●』はここで撮影された。【●=口へんに共】
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。





