6月12日のニューヨーク、終値は160.95ドルと公開価格の135ドルを19%上回って、株式時価総額は2.1兆ドルとなりました。米フォーブス誌は同社のオーナーで起業家のイーロン・マスク氏の個人資産が1.1兆ドルに達したことを受け、世界初の『トリリオネア』と認定しました。マスク氏が運営する宇宙企業のスペースX社は、私達の生活を根本から変え得る存在になります。(ICGインターナショナル代表・沢井智裕)
1 人類史上初の宇宙企業の誕生
いよいよ人類にとって本格的な宇宙開発の時代が来るのでしょうか?
その昔、オールドメディアが全盛時代であった頃のテレビ番組では矢追純一さんの「UFOスペシャル」が人気でした。「宇宙人に連れ去られた人」、「宇宙船内での人体実験」、「エリア51」(宇宙人の基地?)等。現在、40歳以上の方々ならばご存知かもしれません。
1989年3月13日に打ち上げられた当時のスペースシャトル「ディスカバリー号」から「我々は依然として宇宙人に監視されている。」との交信がNASA(航空宇宙局)にあった。今となっては確認の術を持ち合わせませんが、当時は一つのミステリーとして話題になったようです。
最近の米トランプ政権においても未確認飛行物体(UFO)に関する情報が公開されています。ピート・ヘグセス米国防長官は、「戦争省は、未確認異常現象(UAP)に関する政府の理解について前例のない透明性を実現するため、トランプ大統領と足並みをそろえている」と述べています。(資料映像をご参照下さい)
さて、スペースXの株式上場を成功させた米起業家イーロン・マスク氏ですが、最近の規制当局への提出書類によりますと、電気自動車メーカーであるテスラ株を約7億1700万株はその保有額が約2868億ドルに相当します。そしてスペースXの株式(議決権のない方)約42%を保有しています。上場日の保有額は約8694億ドルに相当します。これら2社を合計しますと両者の株式の総額は約1兆1000億ドルを超えると推定できます。
2 人類の火星への移住計画
新規上場会社のスペースX社の本業は衛星インターネット接続サービスと生成AI「Grok」の対話型の生成AI事業です。衛星インターネットの接続サービスで、皆さんの記憶に新しいのは、ロシアのウクライナ侵攻時の出来事でしょう。ロシアにネット回線を遮断されたウクライナに対して、マスク氏は同社のスターリンクのシステムを使って、宇宙から同国のネット回線を回復させました。その後はご周知の通り、ロシアはウクライナ戦線の長期化を余儀なくされ、大変な苦戦を強いられています。また生成AI「Grok」の特徴は、ソーシャルメディアプラットフォーム「X(旧Twitter)」と直接連携し、最新の投稿やトレンド情報をリアルタイムで反映できる点にあります。いわゆる情報戦には必須のアイテムとなっているのです。
マスク氏の発想には、我々には想像できないくらいのスケールが感じられます。その最たるものが「火星での100万人都市構築(移住)計画」です。
世界最大のロケット「スターシップ」に、テスラ社が開発する人型ロボット「オプティマス」を載せ、選民を火星に送る。そして太陽光発電や通信設備など生活インフラを設けつつ人類が暮らす『ガラスドームのような都市』を造る計画です。地球と火星が接近する約2年に1度の機会に2000隻程度、の宇宙船が地球と火星間を行き来するのです。
これはSF小説でもなく、矢追純一さんの世界でもなく、現実の世界で起こり得る事なのです。火星に人が移住するには2000以上機の機体が必要になりますが、マスク氏は既に米国内のテキサス州やフロリダ州に工場を設ける計画を発表しています。マスク氏は「将来的には米ボーイング社や仏エアバス社が民間機を製造するようなペースでスターシップ(宇宙船)を製造する」と述べ、年産1000機を視野に入れています。
3 人類の命運を握られる大きなリスク
これまではSNSのLineの個人情報が韓国系のオーナーに筒抜けだとか、フェイスブックで
口座開設をするとザッカバーグ氏に個人情報を握られると不安視されることがありました。
それはイーロン・マスク氏のスペースXにおいても同じことが言えるのです。宇宙から地球規模で全世界の監視体制を確立しようとしているのかもしれません。マスク氏ならば個人で、アメリカ一国よりも、より優れた諜報力とテクノロジーを駆使できる立場にいるからです。2024年の統計になりますが、スペースX社の人工衛星スターリンクは96回の打ち上げに成功していますが、これはアメリカ全体の108回の打ち上げの90%近くを占めています。今やスペースX社はアメリカ航空宇宙局(NASA)の業務を引き継ぐ最強の宇宙事業
会社となっています。既にアメリカでは宇宙事業のテクノロジーやノウハウはイーロンが独占していると言っても過言ではありません。今回の株式公開によって調達した750億ドル(約12兆円)といった国家予算規模の莫大な資金によって、よりマスク氏の立場は強くなりました。上場したことによって、今後は株式市場から湯水の如く資金調達できる道筋を付けることが出来たのです。
しかしそれは同時に、イーロンマスク氏の暴走を助長することにも成り兼ねません。マスク氏は本当に人類の幸福のみを願っているのでしょうか? 或いは宇宙産業発展への貢献、
アメリカの国防の一翼を担って満足しているのでしょうか?
軍事専門家の間では、第3次世界大戦が勃発するとするならば、それは主導権を握った国が宇宙から攻撃を仕掛けてくると言われています。しかし前述の通りアメリカの航空宇宙産業は既にスペースX1社の独占状態となっています。マスク氏は胸三寸に納めていることでしょう。ヒトは権力や富を手にすると考え方も行動様式も変わります。同じマスクでも、イーロンマスク氏が、ランドセルを無償配布するタイガーマスクのように世の為人の為に尽くすように行動することを望んで止みません。私達は今、一人の人物の決断によって運命が左右されるという非常に大きなリスクと隣り合わせしているのかもしれません。
(資料)【動画】米国防総省が公開した、UFOの機密解除映像第2弾
https://www.youtube.com/watch?v=SAintjGTU58&t=99s
「ちょっとお笑い、アトム&ジュエリー」
ジュエリー:宇宙企業の誕生で、航空宇宙産業の株価も上昇。ここ1年間の相場で一財産
出来た投資家は多いでしょうね。
アトム: あ~出遅れてしまったわ。キオクシアが1年で48倍になるとはなあ。
ジュエリー:AI&半導体関連はテンバガー続出だったね。
アトム: ええねん、それよりも大事なんは「辺野古の船転覆事件」やろ~?
亡くなった金井船長は仕方ないとして、助かった諸喜田タケル船長はなんで
雲隠れしてんねん?
ジュエリー:同志社国際高校のツアー参加の生徒さんの証言では、「辺野古見学」の前日の
講義で金井船長がなぜか「高市政権を強烈に批判」していて、生徒さんには
既に違和感があったそうよ。「平和教育とは程遠かった」と生徒さんは語って
いるわよ。
アトム: まあ根深い問題やわ、はよ諸喜田はん、出てきいや。正直に全部話してや。
ジュエリー:ヘリ基地反対協議会の対応も「他責主義」だから話にならないしね。
アトム: もうホンマ心境は、「この紋所が目に入らぬか~!」「この桜吹雪に見覚えは
ないんかあ?」って言いたいわ。
ジュエリー:はいはい、三つ葉の葵ね。時代劇の見過ぎ~。
アトム: ユーチューブ等で確認すると、もうやってる事が「60—70年代の過激学生
運動」「旧日本赤軍の残党」と変われへんからなあ。
もういっそうの事、イーロンに頼んで宇宙から攻撃仕掛けて貰おうか?
多分、誰の仕業かバレへんで。
筆者紹介
沢井智裕(さわい・ちひろ)
香港在住。
1995年にイスラエル人パートナーと共同経営でICGグループを設立。プライベートバンキングとファンドマネジメントを中心とした金融事業に精通。
ヘッジファンドやエクイティファンドを運用し、経験値と実績を積み重ねる。2022年には金融事業の一部を香港の上場企業に売却。
香港では米系華僑のアトラス・キャピタル社のレスポンシブル・オフィサーに就任し、華僑系の資産運用も一任されている。
香港から見た国際経済・国際金融についてユダヤ・華僑富裕層から得た情報を元に、日本国内では独自の切り口で上場企業や各団体の依頼で講演活動を行う。
ドラゴンゲート株式会社の海外特別顧問、投資兼財務戦略アドバイザー。
著書多数。
https://www.icg-overseas.com/blog
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