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香港―社会

イースター3日間で162万人北上

香港の人々が余暇に中国本土に向かう傾向は続いており、イースター連休中は多くの出入境管理所が混雑した。4月21日付香港各紙によると、20日午後9時現在、各出入境管理所の出入境者数は合計約105万6000人。うち約49万3000人が出境、そのうち36万1000人は香港住民だった。さらに44万2000人の香港市民が香港に帰還した。本土行きの旅客の波は連休前日の17日から現れた。 3日間で約184万2000人の香港住民が香港から出境し、そのうち約90%にあたる約162万人が陸路で本土へ向かった。総人数は昨年の同期と比べて約10%増加。しかし同期に香港を訪れた本土および他地域からの観光客は約40万人にとどまり、140万人以上の「観光客不足」に陥った。

入境処のデータによると、17日から19日までの3日間で184万2000人の香港市民が出境し、そのうち約161万7000人が陸路で出境した。つまり約88%が休暇中に本土へ遊びに行ったことになる。一方、同期に香港市民約99万1000人が入境しており、少なくとも85万人が「出境した宿泊した」ことになる。昨年のイースター連休では3月28日から30日までの間に合計約168万人の香港市民が出境し、そのうち約145万人が陸路で出境した。今年のイースター連休中に香港を離れた香港市民の数が増加したことを示唆しており、前年比で9.6%増加。休暇で本土へ旅行する香港市民の数は前年比11.2%増加した。

イースターは本土では祝日ではないため、香港を訪れる観光客の数は、香港から離れる市民の数よりも少ない。入境処のデータを見ると、17日から19日までに香港を訪れた本土からの観光客はわずか27万3000人、その他の地域からの観光客は12万2000人だった。ただし今年の香港への観光客の訪問に関するデータは実際には改善しており、昨年の同期よりも5万6000人多い訪問者数を記録している。そのうち他地域からの来訪者は2万6000人増加し、前年比で約30%増加した。

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