タイ商工会議所大学はこのほど、タイの家計債務は過去15年で最大に拡大しており、政府は国民の負担を減らすために具体的な対策を講ずる必要があるなどとする調査報告を発表した。UTCCの調査では、1世帯当たりの家計債務は今年、前年を8.4%上回る60万6378バーツに拡大。家計債務の内訳は、69.9%が正規の借り入れ、30.1%が非正規の借金となっている。これらの数字は、全国の1300人の回答に基づいたもので、約半数が万一に対応するための備蓄をしていないと回答した。「6か月以上生活できる蓄えがある」は22.6%、「支出が収入を上回っている」が46.3%だった。また、「収入が少ないことにどのように対応しているのか」との質問に対しては、「借金をする」が最も多く、その他は、「出費を切り詰める」「預金を取り崩す」「収入を増やす」―などの回答が目立った。借金の方法では、クレジットカード利用が最多で、これに銀行など金融機関からの借り入れが続いた。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)
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