逃亡犯条例の改正反対デモに参加して目を負傷した教師が違法集結罪で起訴され、禁固9カ月の刑が下された。8月15日の香港メディアによると、抜萃女書院一般教養科の教師だった楊子俊氏(32歳)は2019年6月12日に金鐘でデモに参加し、警官隊との衝突現場で催涙弾が右目に当たって負傷。今年4月に2項目の違法集結罪で起訴された。8月15日に東区裁判法院(地裁)で行われた公判で楊被告は罪を認めた。裁判官は被告が当日、事態の悪化を見ていながらも現場を離れなかったことから平和集結に参加していたとの言い方は通らないと指摘。事件の際の負傷と教職を失ったことを減刑理由として受け入れることは拒否したが、罪を認めたことや事件後に積極的に更生していることを考慮して禁固9カ月の刑を下した。

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