ホーチミン市初の都市鉄道「ベンタイン-スイティエンメトロライン」は、正式運行開始からわずか2週間で3,029本の列車を運行し、170万人以上の乗客を輸送した。この実績は、運営会社が設定した初期目標の300%に達し、期待を大きく上回る成果となった。2025年1月1日には、1日で275,144人の乗客数を記録し、これまでの目標を大幅に超える結果を示している。このメトロラインは全長19.7キロメートルにわたり14駅を有し、交通渋滞の緩和と環境に優しい移動手段の提供を目的として設計された。市中心部と東部地域を結ぶことで、多くの観光名所への迅速かつ低コストなアクセスを可能にし、市民や観光客にとって利便性の高い交通手段として注目されている。
システムには3両編成の列車17本が導入され、最大930人(座席147人、立席783人)を収容可能である。初期運行段階では午前5時から午後10時まで平均9本の列車が1日約200便運行し、平均39,000人の乗客に対応している。2007年に総投資額43.7兆ドンで承認されたが、財政的な課題により完成まで17年を要した。この路線は今後、都市の公共交通網拡充と持続可能な発展に寄与すると期待されている。

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