香港税関は先ごろ、香港国際空港で航空貨物を使った大規模な黄金の密輸を摘発し、推定時価約4600万ドル相当の金塊64キロを押収した。3月11日付政府広報によると、税関は3月5日、リスク評価に基づき香港空港の税関貨物検査場で日本に向けて出発する航空貨物を検査した。すると、中身は玩具やランプ、帽子と申告されていたものの、4つの箱の中に金の延べ棒が隠されているのが見つかった。目下さらなる捜査を進めているが、まだ逮捕者は出ていないという。近年、金の価格が上昇を続けており、日本向けの輸出貨物や旅客の荷物から金塊が見つかるケースが増えている。香港では「進出口条例」によって未申告の貨物の輸出入は密輸とみなされ有罪となる。この条例に違反した場合、200万ドル以下の罰金または7年以下の禁固刑となる。当局では密輸に関する24時間ホットライン(182ー8080)を設置、市民からの情報を求めている。 (写真・政府新聞処)

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