深セン市で3月14日から都市封鎖(ロックダウン)が実施されたことを受け、香港の葬儀業界団体は香港への棺桶の供給に影響が出ていることを明らかにした。3月16日付香港各紙によると、同団体は15日に香港に到着した棺桶はわずかコンテナ1個の約130個で、1日約300人が死亡している香港の需要を満たせないと指摘。加えて域内の棺桶残量は約300個で、2~3日分の需要にしか対応できないという。中国本土には棺桶の在庫は十分あるものの、新型コロナの影響に加えて棺桶は香港に供給する必須物資ではないため、運輸業者は深センを通じて香港に棺桶の輸送ができない状況となっている。これまでは1日約200個の棺桶が深セン経由で陸路で香港に運ばれていたが、深センが1週間ロックダウンしていることで香港への棺桶供給は停止されている。

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