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香港―経済

河套開発に内外大手企業が続々進出

落馬洲の河套地区に位置する港深創新及科技園香港園区の第1期8号館と9号館の上棟式が3月21日行われ、11号館の「人材マンション」も完成した。22日付香港各紙によると、李家超・行政長官は「これは河套地区が内外の一流企業や優秀な人材をさらに誘致し、中国本土と世界を結ぶ世界クラスの科学技術イノベーション拠点となることを示している。同時に香港と深セン市のイノベーションとテクノロジー分野での協力は新たな一歩を踏み出すことになるだろう」と述べた。李長官が主席を務める河套区港深創新及科技園指導委員会は先に会議を開き、河套の開発について監督と指示を行い、昨年11月に発表された「河套深港科技創新合作区香港園区発展要綱」に基づき、各政策局・部門に香港園区の開発を引き続き加速し、改善するよう要求した。

李長官らは21日、9号館の屋上で上棟式に出席したほか、ビル内にも入り、プロジェクトの進捗状況を視察・把握した。視察中に李長官は責任者に対し、港深創新及科技園の開発を加速するよう指示し、「イノベーションとテクノロジーの発展は誰も待たせない。園区建設は長く困難な仕事であり、早ければ早いほど良い」と述べた。李長官は11号棟の人材マンションの単身者用と家族用のモデルユニットも視察した。同ビルの3階にはパブリックスペースもある。李長官は、韶音環球、AstraZeneca、華大集団(BGI Group)、Tianqi Lithium、歌爾微電子など、同工業団地への進出に関心を持つ大手テクノロジー企業5社の代表者と意見交換を行った。李長官は、企業代表らは香港園区の開発の見通しに自信を持っており、同園区への進出により香港の「スーパー付加価値者」としての役割と粤港澳大湾区を結ぶ独自の優位性をさらに生かし、技術研究開発や認証申請を促進し、市場シェアの拡大​​に期待していると明かした。

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