深セン市で5月20日、「2023大湾区科学論壇」の粤港澳科学技術イノベーション発展分会フォーラムが開催された。21日付香港各紙によると、今回のフォーラムは華潤集団が主催し、「粤港澳科学技術協力のイノベーション、大湾区の産業の共同発展」をテーマとしている。国際科学交流プラットホームとして広東省、香港、マカオの3地の科学技術イノベーション協力を支援し、優位性の相互補完を実現するのが狙いだ。李家超・行政長官はリモート出席でスピーチを行い「香港の科学研究能力は国家のイノベーション体系と科学技術力量の構成要素である。中国本土との科学技術協力を深化させ、国家の発展の大局により良く融合する」と述べた。李長官はまた、深セン市とのボーダー周辺にある港深創科園は香港最大のイノベーション科学技術プラットホームとなり、深セン科創園区とともに深センと香港の科学技術イノベーション協力区を構成すると指摘。協力区は1国2制度の下で「1区2園」を実現し、世界の人材を集めて大湾区の高水準の対外開放に貢献すると語った。フォーラムには全国政協副主席の梁振英氏も出席した。

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