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マカオ—政治

習主席、1国2制度の実践を総括

習近平・国家主席はマカオで行われた祖国復帰25周年記念式典と第6期特別行政区発足式典に出席し、3日間の視察を行った。12月22日付香港各紙によると、国務院香港マカオ事務弁公室は21日、習主席が3日間で18の行事に出席し、あらゆる階層の人々と広範な接触と深い交流を持ち、一連の重要な演説を行ったとの記事を発表した。これはマカオの良好な発展状況に対する習主席の高い評価と、マカオ市民が幸福な生活を過ごせることを深く気遣い、マカオがより良い未来を創造するよう導いていることを反映している。記事はまた、習主席の演説が「一国二制度」の実践経験を総括し、香港とマカオの長期的な発展の青写真を包括的に概説したと指摘した。

国務院香港マカオ事務弁公室は「『一国二制度』の操縦手段は安定的かつ長期的」と題する記事を発表した。習主席は重要な演説の中で、マカオが祖国復帰から25年を経て、中央政府と本土の強力な支援を受け、マカオの特色を備えた「一国二制度」の実践によって経済発展、市民生活と福祉、統治体制の改善、国際的影響力の拡大などに大きな成功を収めたと指摘。習主席の訪問はマカオのあらゆる階層の人々に温かい気持ちとインスピレーションを与え、国際社会から大きな注目と反応を引き起こしたという。

記事はまた、習主席がマカオ到着後、飛行機から降りるとすぐに記者らに対し、マカオは祖国の真珠であると語ったとも指摘し、今回の訪問中、各界の代表者と会談し、マカオ大学を視察したことも挙げた。科学技術の研究と横琴粤澳深化合作区を視察し、高等教育、科学研究のイノベーションと広東・マカオ間の協力の成果、大学の教師や学生、科学研究者、若い起業家との交流などは、2019年にマカオを訪問した際の公共住宅や政府サービスセンターの訪問を思い出させる。記事は、マカオ住民には愛国的な伝統と強い国家意識、帰属意識、民族の誇りがあり、これが「一国二制度」の実施を成功させた重要な理由であると習主席が繰り返し強調したと伝えている。

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