政府の専門家顧問である香港中文大学呼吸系統科講座の許樹昌・教授は10月30日、マカオが中国本土との出入境を再開させた経験に照らすと香港と本土の出入境再開は来年2月になるとの見通しを示した。31日付香港各紙によると、香港の高官が9月末に代表団を率いて本土に赴き防疫措置のマッチング会議を開催したが、第2回会議と出入境再開についてはまだスケジュールが決まっていない。許教授は本土メディアの取材を受けた際、前回のマッチング会議で本土側がマカオの例を挙げ、会議から正式な出入境再開まで4~5カ月を要したと述べたことを明らかにした。このため許教授は、香港で散発的に感染者が出たとしても地場感染がゼロでウイルスが拡散していなければ来年2月に出入境が再開できるとみている。ただし香港版健康コードが出入境再開に向けての要求の1つで、健康コードで使用する電話に追跡機能が必要と指摘した。
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