中国本土海域で逮捕されたデモ隊12人の密航に協力して逮捕された9人のうち8人が逮捕から一夜明けた10月12日に保釈を認められた。同日の香港メディアによると、保釈された容疑者には本土民主前線の元メンバーである鍾雪瑩氏(29歳)が含まれていたが、昨年の銃撃事件に関連して保釈後に警察の国家安全処に拘束され、起訴された。昨年12月に大埔で発生した銃撃事件で「屠龍小隊」メンバーの蘇緯軒氏が逮捕された際、同行していた鍾氏は混乱に乗じて逃亡し指名手配されていた。国家安全処に拘束されて取り調べを受け、無免許で銃器と弾薬を所持した罪で起訴された。鍾氏は青年新政の元立法会議員である梁頌恒氏と游●禎氏の秘書を務め、2018年2月にも大麻などの薬物販売容疑で逮捕された。19年8月に警察が火炭の工業ビルを捜索して弓矢や火炎瓶などを押収し、香港民族党の陳浩天氏と本土民主前線メンバー7人が逮捕された際にも鍾氏が含まれていた。今回逮捕された9人は今年7月にも別のデモ隊5人が密航で台湾に逃亡するのに協力し、密航を成功させた。警察は金主の身分と資金源を調査している。【●=草かんむりに惠】

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