特区政府は11月11日、2022年第3四半期の経済統計(修正値)を発表した。同日の香港メディアによると、第3四半期の実質域内総生産(GDP)伸び率は前年同期比でマイナス4.5%となり、10月31日に発表した見込み数値と同じ。第2四半期のマイナス1.3%からマイナス幅が拡大した。前期比ではマイナス2.6%で、10月31日日に発表した見込み数値と同じ。再びマイナス成長に転じた。1~9月のGDP伸び率はマイナス3.3%となった。政府は今後の展望として、外部環境が顕著に悪化しているため引き続き香港の輸出に大きな影響をもたらすと指摘。先進諸国のインフレ高止まりと通貨政策の引き締めが続き、世界の需要はさらに後退するとみる。地政学リスクの高まりと新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行状況も下振れリスクを増している。ただし政府の入境検疫緩和がサービス輸出を支えるとみる。1~9月の経済パフォーマンスを考慮し、今年通年の実質GDP伸び率予測は8月に発表したマイナス0.5~0.5%からマイナス3.2%に下方修正した。

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