11月1日に新型コロナウイルスへの感染が確認された7人のうち、感染経路の分かっていない1人が先ごろ逮捕された風俗嬢であることが分かった。政府衛生防護中心によると、この患者(42歳)は中国本土籍で、10月28日に行われた違法売春一斉摘発の際、不法入境容疑で逮捕され、旺角警察署に留置された。10月30日に青山湾の出入境事務中心で取り調べを受けた後、馬頭角の収容施設で強制送還される日まで待機することになっていたが、10月31日にコロナ陽性結果が出た。その間、患者と同室だった収容者6人は陰性だったという。患者と接触する機会があった警察の捜査員23人のうち濃厚接触者は4人、出入境管理処の職員の濃厚接触者は6人おり、いずれもすでに隔離検疫措置を取った。患者は今年8月から逮捕されるまで塘尾道のホテル「東方泛達酒店」に滞在していたと話していることから、輸入感染例ではなく香港域内感染とみられている。
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