香港大学公共衛生学院の高本恩・教授は新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行の第4波がすでに始まっていると警告した。10月5日付香港各紙によると、高教授はウイルス流行第3波が9月末に地場感染者ゼロを記録して収束したものの、第4波がすでに始まっており、感染経路は第3波でまだ消滅していなかった隠れ伝播チェーンだと指摘。今後数週間に地場感染例は徐々に増加し、10月半ばにさらに顕著になると予測している。だが香港中文大学呼吸系統科講座教授の許樹昌氏は、第3波がまだ収束していないため、第4波が始まったと判断するのは難しく、感染経路不明の患者が最近増える傾向にあることから防疫措置はさらに緩和すべきではないとの見方を示した。
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