2019年7月28日夜に上環で発生したデモ隊と警官隊の衝突による逮捕者にこのほど判決が下された。1月9日付香港各紙によると、暴動罪で起訴された21人のうち1人は罪を認め、他の20人は有罪判決が下された。さらにこのうち33歳の事務員と20歳の理容師はそれぞれ警官襲撃と無免許無線機所持でも有罪判決が下された。西九龍裁判法院(地裁)で8日に量刑が下され、21人の被告には禁固30~42カ月の刑が科された。罪を認めた26歳エンジニアの簡健煌・被告は、7月28日の暴動は7月21日の元朗での暴動と警察の当日の対応がきっかけだったと陳情。これに対して裁判官は「1つの暴動でもう1つの暴動の問題を解決することはできず、さらに多くの問題を生み出すだけ」と反論し、市民は平和的手段で要求を達成できないからといって武力に訴えてはならず、暴動の背後の理念は減刑の理由にはならないと戒めた。

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