特区政府保安局の●炳強・局長は1月26日、立法会答弁に出席した際に香港で活動する外国スパイに関する質疑に答えた。同日の香港メディアによると、「大量の外国スパイが香港で活動していることにいかに対応するか」との質疑に対し、●局長は「それに関する作業は基本法23条に基づく立法と一緒に処理する」と回答。さらに特区政府は一貫して香港でのスパイ活動を含む国家の安全に危害を与える活動を法に基づき対処しており、特にスパイ活動に従事する人物とその背後の代理人を摘発していると強調した。これらスパイを「国家クラスの敵」と形容。米国の中央情報局(CIA)と英国の秘密情報部(MI6)など西側の情報部門は一貫して中国を脅威とみて、積極的にスパイ要員を集めて香港を基地とし、ひいては香港でカラー革命を推進していると指摘した。さらに●局長は、現行のスパイ取り締まり関連法規である「官方機密条例」は立ち入り制限エリアだけに対応したもので、すでに時代遅れと説明。基本法23条の立法時にこの関連条例の改善を併せて検討し、スパイ防止能力を強化するという。●局長は「スパイは地場のテロリストと必然的に関係があり、憎悪を煽って社会を分裂させ、暴力を利用して政権を奪取するため、資源、技術、さらには擁護を提供する」と述べ、地場テロリストを撲滅するにはスパイの扇動活動を取り締まる必要があると説明した。【●=登におおざと】
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