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香港―政治

デモで腐食性液体浴びた警官が訴訟

逃亡犯条例の改正反対デモが行われていた2019年10月1日、屯門大会堂前でデモ隊と警官隊の衝突が発生し、デモ隊に腐食性液体をかけられて負傷した警官が相次ぎ訴訟を起こしている。9月28日の香港メディアによると、26日に高級警官の凌家威氏が区域法院(地裁)に人身傷害賠償訴訟を申請したのに続き、「小虎Sir」の異名を取る警官の梁鎮賢氏が高等法院(高等裁判所)に訴訟を申請し、警務処処長に対し人身傷害賠償を要求。ただし訴訟申請には賠償金額は明記されていない。この警官2人はいずれも2020年に「銀英勇勲章」を受章している。梁氏の訴訟申請によると、原告は19年10月1日午後2時ごろ、数名の同僚とともに屯門大会堂の向かいでの職務執行とデモ隊排除、国旗を損壊しているデモ隊を逮捕するために派遣された。原告はデモ隊から右手上腕、前腕、背中と肩に腐食性液体をかけられた。右腕の神経は一時壊死し、背中、肩、右腕の大幅な面積に皮膚移植手術を行う必要が生じた。傷口洗浄や人工皮膚移植で3回にわたる大手術を行い、約1カ月入院した。

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