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香港―経済

検疫ホテルが役割終えて値下げ合戦

入境検疫が「0+3」に緩和されたことから指定検疫ホテル第8陣リストに含まれるホテル62軒は「歴史的任務」を終えた。9月29日付香港各紙によると、検疫ホテルだったホテルの多くは香港市民が海外旅行に向かう見込みから優待価格を打ち出して顧客獲得に躍起となっている。検疫ホテルの中で最も宿泊料が高かった置地文華東方酒店では、検疫ホテル時に6500ドル余りだった客室が通常サービスに戻った後は約4900ドルに引き下げられ、値下げ幅は20%となる。また尖沙咀の朗廷酒店では宿泊料がゼロ。宿泊料(1泊1150ドル~)は全額還付し、ホテルでの消費に充てることができる。ホテル内のレストラン、スパ、ギフト店などで使用可能だ。そのほか検疫ホテルから長期滞在方式のホテルに転向した上で各種優待を提供するホテルもある。業界では優待によって海外旅行の航空券が手に入らない香港市民を引きつけるともみているが、「0+3」の下では全体的なステイケーションの需要は減少すると指摘している。

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