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香港―社会

細菌量が基準の12.5倍、マスク摘発

香港税関は1月28日、香港域内で販売されているサージカルマスク1種から基準値を超える細菌が検出されたとして、販売・生産にかかわった2人を「消費品安全条例」違反容疑で逮捕した。同日付政府公報によると、新型コロナウイルスが感染拡大しマスクの需要が高まった昨年からこれまでに税関が検査したマスクのうち約50種類は安全基準に符合することが確認されているが、このほど行われた最新の検査では16種のうち1種から安全基準の上限の12・5倍の細菌が検出された。問題のマスクはカラフルな色柄のサージカルマスク「『愛的家』Family Mask」で、5枚入り1袋15ドルで売られていた。税関は化粧品小売チェーンのコーズウェイベイや旺角などの9支店で当該品200袋(マスク1000枚)、当該品生産メーカーの販売店で102袋(同510枚)、合わせて市価4500万ドル相当を押収し、化粧品小売チェーンのマネジャーと生産メーカーの取締役を逮捕した。当該品は香港域内で製造されたものだが、当局では購入や使用を控えるよう呼び掛けている。

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