多くの大人と子供のアイドルである『ドラえもん』の巡回特別展「100% ドラえもん & FRIENDS」の第一弾が7月13日、香港で正式に開幕した。12日の開幕式では『ドラえもん』作者の藤子・F・不二雄氏の次女で藤子プロ社長の勝又日子氏は「子供の夢と願望はすべての人間の基礎」という父親の言葉を引用し、この言葉は『ドラえもん』の中核的理念であり、父親が自分の作品が文化的、歴史的背景の異なる場所で評価され、愛されるとは予想できなかったはずと指摘した。展示はまだ開幕していないが、12日は多くの市民や観光客が尖沙咀の星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)に駆けつけ、柵越しに展示物を下見し、子供の頃の思い出に浸った。




同展では、漫画やアニメ、映画に登場するドラえもんの世界を、計135点のフィギュア作品で紹介。屋外の無料展示エリアには高さ12メートルの世界最高の巨大なドラえもんのインフレータブル装置や特別なひみつ道具「100%フレンズ召喚鈴」も登場。無料展示エリアはアベニュー・オブ・スターズ・アンド・ウォーターフロントで開催され、13日から8月11日まで一般公開されている。 K11 MUSEA 6階の有料展示エリアは13日から8月18日まで開催されているが、有料展示エリアのチケットは完売した。





勝又氏は、香港は美しい思い出がたくさんある特別な場所であると同時に、香港のファンからもドラえもんへの愛を受けてきたことから、巡回特別展を開催するときにまず最初の開催地を香港にすることが思い浮かんだという。香港に来てあちこちでドラえもんを見かけたとき、「子どもたちの夢や希望は国境に制限されない」と父親に伝えたいと思ったと語った。主催者AllRightsReservedの創設者である林樹金氏は、「100% ドラえもん & FRIENDS」の「&FRIENDS」の意味は、このイベントが常に大人と子供の支持に依存していることを表していると述べた。同時にこの展示会を「かつて子供だった大人たち」に提供し、子供の心を保ってほしいという。また、5月に開催された前回のドラえもんドローンショーが大反響だったことから、7月20日に尖沙咀で2回目のドローンショーが開催される予定であることにも言及した。具体的な詳細は追って発表されるという。












反響の大きさから有料展示エリアの追加展示を検討するかどうかについて、林氏はすでに1週間延長されていることから目下のところ延長するつもりはないと指摘。市民や観光客をできる限り満足させるため、MTR とゴンピン 360 に約20カ所の撮影スポットを設置したことを紹介。市民は星光大道に行かなくともドラえもんに会えると述べた。特区政府文化体育及旅遊観局の楊潤雄・局長は開幕式で、この展示会は内容が豊富で、夏休み中のすべての人にとって良いプログラムになると述べ、市民と観光客に20日にはドローンショーを楽しんでもらうよう呼びかけた。12日はまだ一般公開されていなかったが、事前に多くの市民や観光客が来場し、柵の外から展示物を下見していた。中国本土からドラえもんの展示の写真を撮るためにわざわざ訪れたファンもいた。











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