香港鉄路（ＭＴＲＣ）の昨年度の業績は４８億ドル余りの赤字で、上場後初めての赤字決算となった。３月１２日付香港各紙によると、２０１９年の決算は１１９億ドルの黒字だったため、今年度の決算は大幅に悪化。決算発表後の株価に大きな変動はなかったが、終値は０．５％下落の４８．７５ドルだった。業績は赤字となったものの期末配当は１株当たり０．９８ドル、通年では１．２３ドルで、前年度と変わらなかった。オクトパス使用による運賃２０％割引が３月末で期限を迎えるが、同社の金沢培・行政総裁は「政府が引き続き資金援助を行わない限り、優待を延長するのは難しい」と述べた。
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